ふるさとの自然を、まもり育てる。

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令和2年度事業報告

2021/02/26

Ⅰ. 令和2年度事業報告

自 令和2年10月1日
至 令和3年9月30日

1.概 要

広く一般の人に対して、生物多様性にかかわる教育・相談ならびに、自然環境の保護・保全・復元・創出等に関する活動を行う事としております。今年3月に予定していた生物多様性保全の認識向上を図る「いきものと緑のサポーターミィーティング」は、新型コロナウィルスの感染防止対策のため中止しました。人類の生存基盤である生態系サービスの享受を持続させるための事業については、勉強会「ビオトープ塾」を全12回開催し、延べ参加人数93名程度がビオトープ管理士を目指されました。また、自然と共存した美しい郷土の創造をめざした事業として、有明海岸のもりづくりにおける「育樹+美化活動」を5月から毎月第4土曜日に実施しました。
佐賀市環境政策課からの協力要請で「ミヤマアカネ保全活動」の支援を行ました。
本年8月、第4回荏原環境プラント「e-さが基金」の助成金の交付を受けることができ、いまりこまなきの里山の「体験の機会の場」において環境教育イベントを開催しました。また、神野公園のトンボ池保全活動として3回にわたり一般市民と佐賀市の協力のもとトンボや水生昆虫・淡水魚等の生息・生育環境の改善を目的とした除草作業を実施しました。

2.主な活動事項

(1) 有明海岸のもりづくり支援活動

白石町新明地区の有明海岸堤防沿いに平成19年度から植樹活動が開始。
佐賀県・九州電力により実施され平成25年度迄に約1.6kmの海岸林が出来つつあります。今年度も5月より毎月第4土曜日に育樹+美化活動を実施。
※緑の基金助成事業として約17万円の助成金を受けました。
開催日(参加者数) ※今年からボランティア活動参加証明書を発行
R02年 10/24(10) 11/28(14)
R03年 5/22(32) 6/26(18) 7/24(13) 9/25(16)計103名

(2) 自然環境保全管理技術者育成事業「ビオトープ塾」

開催日時/令和3年6月30日(水)~10月20日(水)18:30~20:30全12回
開催場所/ 朝日テクノ㈱会議室
参加者数/ 延べ93名   ※助成金–「e-さが基金」の内208,500円

(3)「いきものと緑のサポーターミィーティング」

開催日時/令和3年3月27日(土)13:30~16:30
開催場所/「嘉瀬川防災施設 さが水ものがたり館」
※佐賀市緑の募金推進協議会より5万円の活動支援金を受けましたが、【新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止】全額返還

(4) 「緑の雇用フォレストワーカー集合研修」の講師派遣

開催日時/令和2年12月5(木)・6日(金)9:00~16:00
開催場所/「佐賀県林業試験場」
【新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止】

(5) 「森林浴セラピーガイド育成講座」佐賀市より企画運営受託

開催日時/ 令和2年10月4日(日)~11月21日(土)
開催回数/ 全6回のうち今期内5回
受講生数/ 30名
森林浴セラピーガイドの人材不足を補うため、新規に育成講座を実施し増員を図るものであり、常時、森林浴ガイドを配置できることを目指すもの。

(6) ミヤマアカネ生息地の保全活動 【佐賀市環境政策課より協力依頼有】

開催日時/令和2年9月30日(木)
開催場所/ 佐賀市富士町大字小副川
参加者数/ 8名(内佐賀市より2名+佐賀大学生1名)
佐賀県準絶滅危惧種(2000年にランク付け)予想以上に危機的状況!
生息地が激減する中で富士町の嘉瀬川ダム下流域で2015年から保全活動に着手されていました。その結果、個体数密度が増加する傾向がみられ今年も実施する計画となり佐賀市環境政策課から協力依頼あり。富士小学校生徒の環境学習の支援として実施した。

(7)神野公園「トンボ池保全活動」【佐賀自然史研究会と共催】

開催日時/令和2年10月3日(土)・令和3年6月5日(土)・7月3日(土)
開催場所/ 佐賀市神野公園内
参加者数/ 10/3–28名、6/5—57名、7/3—40名、(10/2—33名)
「生物の箱舟」貴重なトンボの生息場所の環境をみんなで改善、「市民の貴重な財産」佐賀に元々いた生き物が脈々と生き続けている。として、トンボ池の水面を覆いつくした水草の除去を佐賀市協力のもと多くの方々が参加されて実施することができました。来年度も継続して行く必要性を感じました。
※(6)+(7)助成金–「e-さが基金」の内68,880円

(8)」「体験の機会の場」環境教育イベント【いまりこまなきの里山】

開催日時/令和2年11月22日(日)・令和3年4月3日(土)
開催場所/ 伊万里市大川町駒鳴
参加者数/ 11/22—24+14計38名、4/3—25+17計42名、
助成金–「e-さが基金」の内422,620円
環境教育等推進法に基づく「体験の機会の場」佐賀県初で九州第1号の認定を受けた”いまりこまなきの里山”において、親子で参加する自然体験環境教育イベントを開催しました。

3.会員の状況

令和元度末(令和3年9月30日)の会員数は下記のとおり。

正会員   83名
賛助会員  12名 


令和3年度事業計画及

自 令和3年10月1日
至 令和4年9月30日

Ⅰ.令和3年度事業計画 (案)

●本法人の主な活動方針としている「みどり豊かな自然共生社会の実現」に向けて、「さがの緑づくり方針(佐賀県)」や「佐賀市みどりの基本計画」などに則った活動を実施します。本年度は佐賀県知事の認証を得た体験の機会の場「いまり こまなきの里山」において「環境教育活動」にも積極的に関わり人材育成事業を推進します。
●会員相互の連携向上のため、各行事の開催通知等にFacebookなどを活用しきめ細かい情報共有に努めます。
●行政や民間の助成事業の積極的な利活用に努めます。

1. 有明海岸のもりづくり

公益財団法人さが緑の基金より令和3年度「緑の募金白石町美緑推進協議会」の承認を受け「美化+育樹活動」を5月より毎月第4土曜日を活動の日として実施します。(予定助成金180,000円)

2. 緑の県土づくりミーティング(さがの緑づくりミーティング)

佐賀市緑の募金推進協議会の団体活動支援事業より助成を受けて「いきものと緑のサポーターミーティング」を開催し、さがの自然環境について学び、生物多様性の重要性について理解を深める様に努めます。(助成金50,000円)

3. ビオトープ塾

「自然環境保全管理技術者育成事業」(ビオトープ塾)を開催します。ビオトープ管理士資格取得者の育成に努めると共に自然環境保全管理技術者の人材育成に努めます。

4. 体験の機会の場における体験型環境教育

佐賀県の認定を受けた「いまり こまなきの里山」での環境教育イベントへ協力し里山の魅力を知っていただくと共に、自然環境保全の重要性を子供たちにも伝えて行きます。

5. 関係団体等との連携体制強化

佐賀県内外の森づくりボランティア団体・森林浴ガイドの会・佐賀自然史研究会・佐賀県植物友の会・等々との連携体制を図り、SDGsに関連する「生物多様性の社会における主流化」に向けた活動に努めます。
【神野公園トンボ池保全活動】・【ミヤマアカネ保全活動】

6.その他、会員からの提案による事業

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