ふるさとの自然を、まもり育てる。

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平成29年度事業報告

2018/02/26

Ⅰ.平成29年度事業報告

自 平成29年10月1日
至 平成30年9月30日

1.概 要

広く一般の人に対して、生物多様性にかかわる教育・相談ならびに、自然環境の保護・保全・復元・創出等に関する活動を行う事としております。昨年3月には生物多様性保全の認識向上を図った「いきものと緑のサポーターミィーティング」には、一般市民に加え行政職員4名や高校生5名、計54名参加のもと専門講師を迎えて有意義な研修を開催することができました。人類の生存基盤である生態系サービスの享受を持続させるための事業については、勉強会「ビオトープ塾」を全12回開催し、延べ参加人数82名がビオトープ管理士を目指されました。また、自然と共存した美しい郷土の創造をめざした事業として、有明海岸のもりづくりにおける「育樹+美化活動」を5月から毎月第4土曜日に実施しました。今年度も「緑の雇用フォレストワーカー集合研修」の講師依頼を受け8月に佐賀県林業試験場学習館にて開催された研修会に3名の講師を派遣し協力致しました。更には、佐賀市より森林浴セラピーガイド育成事業におけるガイド育成講座委託業務を受託、全5回の講座を実施し12名の講座修了者を輩出することができました。

2.主な活動事項

(1) 有明海岸のもりづくり支援活動

白石町新明地区の有明海岸堤防沿いに平成19年度から植樹活動が開始。
佐賀県・九州電力により実施され平成25年度迄に約1.6kmの海岸林が出来つつあります。今年度は5月より毎月第4土曜日に育樹+美化活動を実施。
※緑の基金助成事業として約15万円の助成金を受けました。
開催日(参加者数)
H29年.5/27(19名)6/24(30名)7/22(17名)8/26(10)9/30(48名)

(2) 自然環境保全管理技術者育成事業「ビオトープ塾」

開催日時/平成30年6月20日(水)~9月12日(水)18:30~20:30全12回
開催場所/ 朝日テクノ㈱会議室
参加者数/ 延べ82名
※助成金無

(3)「いきものと緑のサポーターミィーティング」

開催日時/平成29年3月31日(土)13:30~16:30
開催場所/「嘉瀬川防災施設 さが水ものがたり館」 参加者数/ 54名
※佐賀市緑の募金推進協議会より5万円の活動支援金を受けました。

(4) 「緑の雇用フォレストワーカー集合研修」の講師派遣

開催日時/平成30年8月7日(火)・8日(水)09:00~16:00
開催場所/「佐賀県林業試験場 学習館・野外」
研修生/ 8名  講師3名を派遣
・GPS測量について・周囲測量・地形図の見方・GPS測量機器操作説明
・GPS測量の実演・周囲測量実習・結果取り纏め、図面表示・面積計算
※”目標”事業予定箇所の区域や面積をGPS測量で測定できる能力を養う。

(5) 「森林浴セラピーガイド育成講座」佐賀市より受託

開催日時/ 平成29年9月8日(土)~9月23日(日)「最終日11月4日(日)」
開催回数/ 全5回のうち今期内2回
受講生数/ 14名
森林浴セラピーガイドの人材不足を補うため、新規に育成講座を実施し増員を図るものであり、常時、森林浴ガイドを配置できることを目指すもの。

(6)希少植物の移植体験会

開催日時/平成30年4月26日(木)
開催場所/ 伊万里市松浦町山形
参加者数/ 39名
「造成工事の着工前に野山の希少な植物を採取・保護し、保存するため工事影響範囲外の近場に引っ越し(移植)することになりました。なかなか体験できることではありません。 皆さんと一緒に希少植物を護りましょう。」カンアオイ・シュンラン・キエビネ・コクラン・ヒメナベワリ等300株以上を移植。

(6)ミヤマアカネ生息地の保全活動 【中原正登先生・佐賀市より協力依頼有】

開催日時/平成30年7月13日(金)・17日(火)
開催場所/ 佐賀市富士町大字小副川
参加者数/ 7/13(20) 7/17(30名)
佐賀県準絶滅危惧種(2000年にランク付け)予想以上に危機的状況!
生息地が激減する中で富士町の嘉瀬川ダム下流域で2015年から保全活動に着手されていました。その結果、個体数密度が増加する傾向がみられ今年も実施する計画となり佐賀市環境政策課からも協力依頼あり。【小学生の環境教育の一環です、一緒に汗を流しましょう】

3.会員の状況

平成29年度末(平成30年9月30日)の会員数は下記のとおり。

正会員   83名(内1名より退会届有)
賛助会員  14名


平成30年度事業計画

自 平成30年10月1日
至 平成31年9月30日

Ⅰ.平成30年度事業計画 (案)

●本法人の主な活動方針としている「みどり豊かな自然共生社会の実現」に向けて、「さがの緑づくり方針(佐賀県)」や「佐賀市みどりの基本計画」などに則った活動を実施します。本年度は「環境教育活動」にも積極的に関わって行くよう努め、人材育成事業を推進します。
●会員相互の連携を密にするため、各行事の開催通知等にFacebookなどを活用しきめ細かい情報共有に努めます。
●行政や民間の助成事業の積極的な利活用に努めます。

1. 有明海岸のもりづくり

公益財団法人さが緑の基金より平成30年度「提案公募型緑づくり活動支援事業」の承認を受け「美化+育樹活動」を5月より毎月第4土曜日を活動の日として実施します。(予定助成金150,000円)

2. 緑の県土づくりミーティング(さがの緑づくりミーティング)

佐賀市緑の募金推進協議会の団体活動支援事業より助成を受けて「いきものと緑のサポーターミーティング」を開催し、さがの自然環境について学び、生物多様性の重要性について理解を深める様に努めます。(助成金50,000円)

3. ビオトープ塾

「自然環境保全管理技術者育成事業」(ビオトープ塾)を開催します。ビオトープ管理士資格取得者の育成に努めると共に自然環境保全技術者の人材育成に努めます。(助成金100,000円)

4. 佐賀市森林浴セラピーガイド育成

「育成講座委託業務」を受託し、森林浴セラピーガイド人材育成に協力します。

5. 関係団体等との連携体制強化

佐賀県内外の森づくりボランティア団体・森林浴ガイドの会・佐賀自然史研究会・佐賀県植物友の会・等々との連携体制を図り、「生物多様性の社会における主流化」に向けた活動に努めます。

5. その他、会員からの提案による事業

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