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生物図鑑

ウチワヤンマ

分類:サナエトンボ科
学名:Sinictinogomphus clavatus(Fabricius, 1775)

トンボ池でのレア度:★【普通】

全長7.5~8.5cmほどの大型のトンボ。日本では大型のトンボのことを「ヤンマ」と総称することが多く、本種もヤンマの名前を持つが分類上はヤンマ科ではなくサナエトンボ科に属する。腹部の先にうちわのような広がりがあるので、この名前がつけられた。このうちわはよく似たタイワンウチワヤンマのそれよりも大きく、黄色い模様がある。6月ごろから初秋にかけて出現し、夏に多く見られる。開放水面が広がる池沼やクリークに生息するので、トンボ池の水生植物が繁茂しているときは見られないことも多い。こういうときは、すぐそばの大池に行くと見ることができる。写真のように水際の植物や棒の先に静止してなわばりを張っていることが多いが、時々飛んでパトロールをする。

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